日本有数のパワースポットとして知られる鹿島神宮。その歴史の深さと神秘的な雰囲気から「怖い」と誤解されることがあります。しかし実際は、単なる噂に過ぎません。
本記事では鹿島神宮が怖いと言われる理由を科学的・歴史的観点から解説し、霊感の強い人への影響や実際の参拝体験について詳しく紹介します。神聖な空間が持つ本当の意味を理解し、鹿島神宮の魅力を再発見しましょう。
鹿島神宮とは?
鹿島神宮は茨城県鹿嶋市に鎮座する日本最古級の神社の一つで、創建は紀元前660年とされています1。主祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)で、日本神話において国譲りを成し遂げた武神として知られています。
古くから「常陸国一之宮」として崇められ、平安時代には朝廷の崇敬を受けました。武士の台頭とともに武運長久の祈願所としても重要視され、源頼朝や徳川家康など歴史上の名立たる武将たちからも信仰を集めました。
また、鹿島神宮は香取神宮・息栖神社とともに「東国三社」と呼ばれる三社の一つです。これらの神社は日本の神話や歴史に深く関わり、特に東国地方では重要な存在として位置づけられています。
境内は広大で、千年以上の歴史を持つ木々が立ち並び、その壮大な佇まいが訪れる人々に深い感動を与えます。特に、地震を鎮めるとされる「要石(かなめいし)」は、鹿島神宮を象徴する存在として広く知られています。
鹿島神宮が怖いと誤解される3つの理由
さて、鹿島神宮が怖いと誤解されるのは、どうしてなのでしょうか?
ここでは、3つの理由を紹介していきます。
理由1:強大なパワースポットとしての存在感
鹿島神宮が「怖い」と誤解される最大の理由は、その強大なパワーにあります。日本でも屈指のパワースポットとして知られており、特に境内の奥宮や要石の周辺では強い磁場を感じるという報告が多数あります。
「レイライン」という古代遺跡や太陽の運行を地図上に落とすと一直線上に並ぶ現象があり、鹿島神宮はそのライン上の最東端に位置しているとされます。これが磁場の非常に強い場所である理由の一つと考えられています。
この強いエネルギーは、霊感が強い人ほど圧倒されることがあるため、「訪れると体調を崩す」「強いエネルギーに当てられる」といった声が上がることも少なくありません。しかし、これは決して悪いエネルギーではなく、むしろ神聖な場所から放たれる浄化のエネルギーなのです。
「鹿島神宮にはあまりにも強大なパワーを持つ神様がいて、怖いほど強いご利益を得られる場所」1という表現もありますが、これは否定的な意味での「怖さ」ではなく、その効果の強さへの畏敬の念から来るものと言えるでしょう。
理由2:七不思議と伝説がもたらす神秘性
鹿島神宮には「七不思議」と呼ばれる不思議な現象が伝わっています。これらの伝説が神宮の神秘性を高め、時に「怖い」という印象を与える一因となっています。
七不思議の中でも特に有名なのが「要石」です。これは地震を起こす大鯰の頭を押さえつけているとされる石で、この石があるため鹿島地方では大きな地震が起きないと伝えられています4。かつて徳川光圀がこの石の根を確かめようと七日七晩掘らせたものの、結局根に辿り着くことができず、事故が頻発したので作業を取りやめたという逸話も残っています。
他にも、以下のような不思議な現象が七不思議として伝えられています:
- 御手洗池:大人でも子供でも池に入ると水面が胸の高さまでしかこない
- 末無川:川の流れが途中で地下に潜り切れてしまい、その末がわからない
- 御藤の花:藤原鎌足が植えたとされる藤の木で、花の数で作物の豊凶を占った
- 根上がり松:神宮境内の松は伐っても切り株から芽が生え、何度伐っても枯れない
- 松の箸:神宮境内の松で作られた箸はヤニが出ない
- 海の音:鹿島灘の波の音が北から聞こえると晴れ、南から聞こえると雨になる
こうした神秘的な伝説が、鹿島神宮に対する「怖さ」の印象を強めているのかもしれません。しかし、これらは実際には自然現象や環境の特性を神聖視したものであり、恐れるべきものではありません。
理由3:神聖な自然環境と厳かな雰囲気
鹿島神宮の境内は広大で、鬱蒼とした森に囲まれています。古くから守られてきた大自然の中にあり、太く大きな木々が立ち並び、枝葉を大きく広げることで、夏でも多くの木陰ができます。
こうした環境のため、薄暗く感じる場所が多々あり、その中に聳え立つ社殿やその他のパワースポットがより荘厳に感じられます。日常とかけ離れた空間に違和感を感じることも、「怖い」と言われる理由の一つです。
特に、夜間や早朝などの薄暗い時間帯の参拝時には、その感覚をより強く感じることがあります。静寂に包まれた境内で感じる孤独感や、木々の間から漏れる光と影のコントラストが、神秘的な印象を与えるのです。スピリチュアル性が高くない人でもその独特の雰囲気に神聖さを感じ、神様の存在を意識せざるを得なくなります。決して恐れる必要はないのですが、その厳かさゆえに”怖い”と感じてしまうことがあるのです。
霊感がある人は行かない方がいい?
インターネット上では「霊感の強い人は鹿島神宮に行くと強いエネルギーを感じる」「呼ばれる人がいる」といった話を目にすることがあります。確かに、鹿島神宮は強いエネルギーを持つパワースポットであるため、霊的な感覚に敏感な人はその影響を受けやすいかもしれません。
特に磁場の強い時期、主に太陽フレアが起きた時期などには注意が必要という意見もあります。その理由として「不思議な太古の世界に迷い込んだ感覚になってしまう」「時空への穴が空いてしまう時期」といった説明がなされることもあります。
しかし、だからといって霊感の強い人が鹿島神宮を避けるべきということにはなりません。むしろ、正しい心構えと準備をすれば、鹿島神宮のポジティブなエネルギーを享受することができるでしょう。
鹿島神宮のエネルギーは基本的には良質なものです。武甕槌大神は武や勝負の神であると同時に、邪気を祓う神でもあります。そのため、鹿島神宮を訪れることで心身が浄化され、活力を得ることができるのです。
鹿島神宮の境内にあるたくさんの樹木からは癒しのエネルギーを体に取り込むことができ、特に樹齢1300年の大きな御神木と、樹齢700年の二郎杉の大木は、生命のエネルギーを与える存在とも言われています。また、鹿島神宮には8つの龍神の社があり、拝むことで厄除けや開運が期待できるとも言われています。
霊感の強い人が鹿島神宮を訪れる際には、以下のポイントを心がけると良いでしょう:
- 参拝前に心身を整える
- 敬意を持って参拝する
- 無理をせず、違和感を感じたら早めに退出する
- 参拝後にしっかりと休息を取る
御手洗池が恐ろしい?

鹿島神宮の七不思議の一つである「御手洗池」についても、時に「怖い」という印象を持たれることがあります。御手洗池は参拝前に身を清めるための湧水の池で、「大人でも子供でも池に入ると、水面が胸の高さまでしかこない」という不思議な言い伝えがあります。
SNSでは「御手洗池を見たくて行ってきたんだけどいつもの手癖で写真を撮ってたら完全に零になってしまってめっちゃ怖い」といった投稿も見られます。これは御手洗池に対する神秘的なイメージの表れと言えるでしょう。
のと国(石川県)の御手洗池には「戦国時代、戦に敗れた武将が愛馬と一緒に入水自害した底なし池」という伝説があり、「元旦の未明にだけ赤い鞍が浮き上がった」という言い伝えもあります。こうした他の御手洗池にまつわる恐ろしい伝説が、鹿島神宮の御手洗池にも重ねられることがあるのかもしれません。
しかし、実際の鹿島神宮の御手洗池は、清らかな湧水が湧き出る神聖な場所です。参拝者が身を清めるための場所であり、恐れるべき場所ではありません。むしろ、その澄んだ水は心身を浄化してくれる存在として、多くの参拝者に親しまれています。
訪れた人の多くは、御手洗池の神秘的な美しさや清々しさに感動しています。実際にSNSでも「御手洗池、写真で見た時はちょっと怖いと思ってしまったけど実際行ったら神聖な空気に包まれた美しいところだった」といった声が見られます。
まとめ:観光地として素敵な場所
鹿島神宮が「怖い」と言われる理由は、主にその強いエネルギー、神秘的な伝説、厳かな雰囲気にあります。しかし、これらは決して否定的な意味での「怖さ」ではなく、むしろ日本の伝統的な神社が持つ神聖さや荘厳さの表れと言えるでしょう。
結論から言ってしまうと、「鹿島神宮は怖い」という説は単なる噂に過ぎません1。鹿島神宮に行くと悪いことが起こるような、そんな恐ろしい場所ではありません1。
実際、鹿島神宮は観光地としても非常に魅力的な場所です。広大な境内には数々の見どころがあり、四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。特に樹齢千年を超える古木や、美しい建築物は訪れる価値があります。
また、鹿島神宮は勝負運や厄除けのご利益があるとされ、多くの参拝者がその恩恵を求めて訪れています。特に武道や競技に関わる人々にとっては、武甕槌大神の加護を受けられる特別な場所なのです。
鹿島神宮を訪れる際には、その歴史と文化を尊重し、敬意を持って参拝することが大切です。そうすれば、神宮の持つポジティブなエネルギーを存分に享受することができるでしょう。
結論として、鹿島神宮は「怖い」場所ではなく、日本の伝統と文化が息づく素晴らしい観光地です。神聖な雰囲気に包まれたこの場所で、心身を浄化し、新たな活力を得てみてはいかがでしょうか。