生まれるはずのない血液型の一覧表|例外の有無や浮気の可能性を考察

生まれるはずのない血液型の一覧表|例外の有無や浮気の可能性を考察

通常、両親の血液型によって生まれてくる子どもに発現する血液型のパターンは決定しています。それと同時に、生まれるはずのない血液型も決まっているのです。

したがって、みなさんのなかには、お父さんとお母さんの血液型と自分の血液型を照合してみたいと考えている人たちもいるかもしれません。

この記事では、生まれるはずのない血液型の一覧表をまとめています。また、例外の有無についても考察しているので、血液型の組み合わせについて興味のある人たちは参考にしてみてください。

目次

生まれるはずのない血液型の一覧表

さて、両親から生まれるはずのない子どもの血液型には、どのようなパターンがあるのでしょうか?

ここでは、組み合わせによって発現しない血液型の一覧をまとめています。

親の遺伝子型1親の遺伝子型2生まれる血液型生まるはずのない血液型
AAAAAB, AB, O
AAAOAB, AB, O
AABBABA, B, O
AABOA, ABB, O
AAABA, ABB, O
AAOOAB, AB, O
AOAOA, OB, AB
AOBBAB, BA, O
AOBOA, B, AB, Oなし
AOABA, B, ABO
AOOOA, OB, AB
BBBBBA, AB, O
BBBOBA, AB, O
BBABAB, BA, O
BBOOBA, AB, O
BOBOB, OA, AB
BOABA, B, ABO
BOOOB, OA, AB
ABABA, B, ABO
ABOOA, BAB, O
OOOOOA, B, AB
生まれるはずのない血液型の一覧表

AOとBOの組み合わせは唯一すべての血液型が生まれる可能性があります。それ以外の組み合わせは生まれるはずのない血液型が存在します。

とはいえ、お父さんやお母さんの血液型がわかったとしても、A遺伝子、B遺伝子、O遺伝子の組み合わせまではわからない場合が多いため、目安として活用してみてください。

前提として、A遺伝子とB遺伝子は顕性(優性)であり、O遺伝子は潜性(劣性)です。

例外は存在するのか?

実のところ、上記の表に当てはまらない例外的な血液型の発現がいくつか存在します。

ここでは本来であるならば生まれるはずのない血液型が検知される例外を2つ紹介します。

例外1 ボンペイ型

第1に、ボンペイ型(hh)という血液型はABO型の血液システムではO型として判定されるものの、A型とB型の遺伝子を持っています。

そのため、本来なら両親から生まれるはずのないO型が子どもに発現しているように見える例外が存在することに注意してください。ボンペイ型は非常に稀な血液型ですが、ABO型の血液システムでは測りきれないケースもあるのです。

ボンペイ型の血液型について詳しく知りたい方はきのした小児科の公式HPをご覧ください。

例外2 血液型キメラ

第2に、血液型キメラは1人の体内に2つの血液型が存在している状態を指します。

したがって、両親の血液型とは無関係なパターンが発現する可能性があります。血液型キメラが発生する要因はいくつかあります。

  • 2卵生双生児が有するへその緒の先の血管が繋がっていて、血液未姫細胞が行き来して定着する。
  • 妊娠初期において2卵生双生児の片方が死亡し、生存している方に吸収される。
  • 1個の卵子に2個の精子が受精しそのまま成長する。

上記のようなケースが合致する場合、両親の血液型からは生まれるはずのない血液型の子どもが誕生する可能性があるのです。

ボンペイ型やキメラ型と同様に突然変異で本来では両親から生まれるくるはずのない血液型が持った子どもが誕生する可能性はあります。

浮気と判断するのは早い

以上のことを考慮すると、子どもが生まれるはずのない血液だったからといって、すぐに母親側の浮気を疑うのは軽率です。まずは血液型の性質を医療機関を通じてチェックすることをおすすめします。

お互いの信頼関係に影響する非常にセンシティブな話題なので、早とちりすると両親の間に大きな溝が生まれて、修正できなくなってしまうおそれがあるので気をつける必要があります。

また、両親も完璧な存在ではなく、さまざまな事情があります。そのなかで折り合いをつけながら家庭を運営していることを考慮すると、「生まれるはずのない血液型」だからといって何もかもを否定するのは決して賢い選択であるとは言えません。

もちろん、真実をはっきりさせたい気持ちはわかります。しかし、事実を確かめることもしないまま、ことを進めてしまうと後悔する結果になりかねないので注意しましょう。

血の繋がりに固執しすぎることはない

とはいえ、子どもの立場からすれば、「生みの親は他にいるのかもしれない」というのは大きな不安をもたらしかねません。場合によっては、真実を隠されていたことに対する疎外感を抱くこともあるかもしれません。

ただ、仮に本当の親ではなかったとしても、今まで育ててくれた親の存在は揺るぎません。むしろ、血の繋がりがないのにもかかわらず、子どもを大切にするのはより深い愛情がなければできないのことです。

その意味では、血の繋がりに固執しぎることはないのです。もしかしたら、育ての親もまた子どもが傷つかないように配慮した結果、事実を伝えなかった可能性もあります。大切な家族の絆が壊れてしまわないように、葛藤を乗り越えて丁寧なコミュニケーションを重ねることを心がけましょう。

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この記事を書いた人

DEEP JAPAN QUEST編集部は日本文化に関する総合情報メディアを運営するスペシャリスト集団です。DEEP JAPAN QUEST編集部は、リサーチャー・ライター・構成担当・編集担当・グロースハッカーから成り立っています。当サイトでは、日本文化全般に関わる記事を担当しています。

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