美人が多い血液型は？AB型は綺麗な人が多いのは本当なのかを考察

2024年9月10日2024年9月11日

日本人は血液型にやたらとこだわる特殊な民族です。血液型と性格の関連性には科学的根拠がないのにもかかわらず、A型は几帳面で、B型は自己中心的であるなんて考え方が未だに強く信じられています。それだけ日本人は占い的なことが大好きなわけです。

それに関連して、血液型と容姿の関わりについて、興味・関心を持っている人たちもいます。実際のところ、美男美女が多い血液型はあるのでしょうか？

この記事では、「美人が多い血液型は何か？」という疑問について言及しています。また、「AB型は綺麗な人が多いのは本当なのか？」という問いにも応じているので、血液型と容姿の関係について気になっている人たちは参考にしてみてください。

美人が多い血液型は？

さて、美人が多い血液型は何なのでしょうか？

結論から言えば、血液型と容姿の優劣には全く関係がないため、美人が多い血液型は存在しないと言わざるを得ません。強いて言えば、日本人は全体の4割がA型なので¹、イケメンや美女の数はA型のほうが多いと考えられます。全体を占める割合の視点でランキングを作った場合、以下のようになります。

厚生労働省『ミニコラム』より作成

とはいえ、いうまでもなく、顔の形を決定づけるのは遺伝と個人の努力です。血液型で顔が変わるわけではないのです。

例えば、木村拓哉と工藤静香が父と母ならば、美しい娘や息子が生まれてくる確率が非常に高いと言えます。実際に、CocomiとKokiは現代的な美女ですよね。あくまでも、両親の容姿が影響するのです。

以上のことを考慮すると、「AB型に美人が多い」という話も嘘であると言わざるを得ません。それでも、「AB型に綺麗な人が多い」と思うのは、「自分の周りにいる美しい人が偶然にもAB型だった」という経験則を原理であるかのように勘違いしているだけなのです。

特に、１人や２人ではなく、たまたま身近にいる美男美女の５人が全員AB型だった場合、「AB型にはイケメン美女が多い」と錯覚するのは自然なことかもしれません。

しかし、先ほども述べたように、血液型と容姿を関連づける科学的根拠は存在しません。AB型の人が綺麗なのではなく、綺麗な人がたまたまAB型だったに過ぎないのです。

もちろん、個人の経験は生きた知恵として重宝します。机上の空論よりも実践から得た見識のほうが説得力があるのも事実でしょう。

けれども、経験はあくまでも個人の状況によって左右される事例のひとつに過ぎません。そのなかには、再現性の高い知恵があるのも確かですが、だれにでも共通する普遍的な法則であるとは言い難いのです。それにもかかわらず、経験を原則化すると、例外の発生に困惑するおそれがあります。

「AB型は美女が多い」という原理を信じるがあまり、目の前にいるAB型の人に対して「この人、AB型なのに容姿があまりよくない」なんて感情を抱くのはあまりにも失礼ですよね。日本人が抱きがちな血液型に基づくさまざまな思い込みが人を傷つける可能性があることを忘れてはならないのです。

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