東京の日本橋に鎮座する小網神社の御朱印帳は、毎年多くの参拝者から高い人気を集め、頻繁に売り切れ状態になっています。特に龍や干支をモチーフにしたデザインの御朱印帳は入手困難なほどの人気を博しています。
本記事では、小網神社の御朱印帳の魅力、売り切れが続出する理由、再販情報、効率的な入手方法について詳しく解説します。2025年最新の情報と独自の視点を交えながら、御朱印帳収集家にとって有益な情報をお届けします。
小網神社の概要
小網神社は東京都中央区日本橋小網町に鎮座する歴史ある神社です。創建は文正元年（1466年）と伝えられ、室町時代中期までその歴史を遡ることができます。御祭神は倉稲魂命（うがのみたまのかみ・お稲荷様）、市杵島比賣神（いちきしまひめのかみ・弁天様）、福禄寿（ふくろくじゅ）です。創建の由来には興味深い伝承があり、当時庵の周辺で流行した疫病退散のために創建されたと言われています。
小網神社は「強運厄除の神様」として崇められており、第二次世界大戦の際には小網神社の御守を受けて戦地へ向かった兵士が全員生還し、昭和20年の東京大空襲の際も社殿や境内建物は災を逃れるなど、数々の奇跡的なエピソードでその強い御加護が伝えられています。
現在も強運厄除や金運向上、商売繁盛のご利益があるとして、連日多くの参拝者で賑わう人気のパワースポットとなっています。拝殿にある昇り龍と降り龍の彫刻は、参拝者の祈りや願いを神様に伝え、神様からの神徳を参拝者に授けるとされ、強運厄除の象徴として崇められています。
小網神社の御朱印帳とは？
小網神社では、神社の特徴や御利益を反映した独自デザインの御朱印帳を複数種類頒布しており、参拝者やコレクターに非常に人気があります。2025年現在、以下の種類の御朱印帳が授与されています。
- 龍デザイン（小判サイズ） – 2,000円
- 強運厄除の象徴である社殿の龍が描かれたデザイン
- カラーバリエーション：赤・青・黒・黄の4色展開
- 社殿デザイン – 1,500円
- 金色の小網神社社殿が箔押しされた格式高いデザイン
- カラーバリエーション：えんじ・紺の2色展開
- 龍デザイン（大判サイズ） – 2,500円
- 龍デザインの大型版で迫力のある仕上がり
- カラーバリエーション：白・黄の2色展開
- みみずくデザイン – 2,500円
- 毎年11月28日の「どぶろく祭」にちなんだデザイン
- ススキで作ったみみずくとススキがデザインされている
- カラーバリエーション：ピンク・白の2色展開
- 蛇社紋柄朱印帳（2025年限定） – 2,000円
- 2025年（令和7年）干支である巳年にちなんだ特別御朱印帳
- 黒地に白蛇が2匹、金で箔押しされた社殿、虹色の雲がデザイン
- 光沢のあるビニールのような仕上げで、表紙・裏表紙ともに高級感あり
御朱印帳のサイズは大きく分けて2種類あります：
- 小判サイズ：約16cm×約11cm（蛇社紋柄朱印帳、龍、社殿デザイン）
- 大判サイズ：約18cm×約12cm（龍大サイズ、みみずく）8
ビニールカバーは別途200円で購入可能ですが、必要ない場合は授与時に「ビニールカバー不要」と申し出ることができます。
小網神社の御朱印帳はなぜ売り切れ続出？
小網神社の御朱印帳が頻繁に売り切れる理由には複数の要因があります。独自の分析と検索結果から、以下の4つの主な理由が浮かび上がってきました。
理由１：神社自体の強い人気とパワースポットとしての評判
小網神社は「強運厄除の神様」として非常に人気が高く、毎日参拝者が列をなす人気の神社となっています。第二次世界大戦で御守を受けた兵士全員が生還したことや、東京大空襲で社殿が奇跡的に無事だったことなど、数々の奇跡的なエピソードから「強運の神社」としての評判が確立されています。
パワースポットブームの中で、特に金運や強運を求める参拝者が全国から訪れるため、その記念として御朱印帳を求める人が非常に多いのです。神社の評判が高まるにつれ、御朱印帳の需要も比例して高まっています。
理由２：限定デザインと季節限定品の戦略
小網神社では、年ごとの干支にちなんだ特別デザインの御朱印帳を限定発売しています。2025年は巳年にちなんだ「蛇社紋柄朱印帳」が登場し、黒地に白蛇、金の社殿、虹色の雲という豪華なデザインで話題を集めています。
このような期間限定の御朱印帳は、その年しか手に入らないという希少性から、収集家やファンの間で高い需要を生み出しています。さらに、「どぶろく祭」に合わせたみみずくデザインなど、特定の祭事に紐づいた御朱印帳も人気を集めています。
理由３：SNSによる拡散と御朱印収集ブーム
近年のSNSの普及により、美しいデザインや希少性の高い御朱印帳がインスタグラムやTwitterなどで拡散されることで、さらに人気が高まっています。特に小網神社の龍や蛇をモチーフにした御朱印帳は写真映えするデザインで、SNS上での露出が多く、そのことが新たな参拝者を呼び込む循環を生み出しています。
御朱印収集がひとつの文化・趣味として確立されつつある現在、特に若い世代や女性の間で御朱印帳収集が人気となっており、デザイン性の高い小網神社の御朱印帳は必然的に人気アイテムとなっています。
理由４：生産体制の制約と小規模な神社の実情
小網神社自体が比較的小規模な神社であるため、御朱印帳の製作・在庫管理に限界があります。特に人気デザインを大量に在庫として保管するスペースの確保が困難であることも、品切れが生じる一因となっています。
社殿が小さく、製作や保管場所の確保が難しいため、少量ずつの製作・販売となり、すぐに売り切れてしまう状況を生み出しています。また、手作業による部分もあるため、大量生産が難しい点も影響しています。
小網神社の御朱印帳の再販日
小網神社の御朱印帳の再販日は公式に規則的に発表されているわけではなく、突発的に行われることが多いようです。しかし、情報を集約すると以下のようなパターンがあることがわかりました。
検索結果から明確な定期的な再販スケジュールは見当たりませんが、一部の情報によると、過去に6月末に再販された例があるようです。これは年度の半ばという時期を考慮している可能性があります。しかし、再販は在庫状況や需要に応じて随時行われる傾向があり、固定された日程で行われるというよりは、柔軟に対応しているようです。
加えて、新しい年の干支デザインの御朱印帳は、前年の年末から頒布が開始される傾向があります。2025年の蛇デザインの御朱印帳も2024年末から頒布が始まったことが確認できます。
また、特別な祭事に関連する御朱印帳（例：どぶろく祭のみみずくデザイン）は、その祭事の前後に登場することが多いようです。どぶろく祭は毎年11月28日に行われるため、その時期に関連デザインが登場する可能性があります。
小網神社の公式サイトやSNSをチェックすることで、再販情報をいち早く入手できる可能性があります。また、神社に直接電話（03-3668-1080）で問い合わせることも有効です。ただし、再販情報は事前に大々的に告知されるわけではなく、突然再販されることもあるため、定期的に情報をチェックすることが重要です。
売れ切れた御朱印帳の入手法
小網神社の御朱印帳が売り切れていた場合でも、メルカリやヤフオクなどの中古品を取り扱うECサイトを利用すれば手に入る可能性があります。WEBサイトにアクセスして、検索エンジンに「小網神社 御朱印帳」と入れると、いくつかの商品が検出されるかもしれません。
実際に、メルカリでは過去に小網神社の御朱印帳が販売されていました。人気商品ですから、転売する人たちもいるのかもしれません。いずれにしても、売り切れたからといって必ずしも諦めなくてもよいのです。まずは一度、メルカリやヤフオクのWEBサイトにアクセスしてみてください。
御朱印帳を購入するときの注意点
小網神社で御朱印帳を購入する際に知っておくべき重要な注意点をいくつかご紹介します。
注意１：営業時間と受付時間の把握
小網神社は24時間参拝可能ですが、御朱印帳を含む授与品の頒布時間は限られています。社務所（授与所）の受付時間は以下の通りです：
- 御朱印・御朱印帳の受付時間：9:00〜17:00（または18:00）
この時間帯以外は御朱印帳の購入ができないため、訪問時間の計画を立てる際に注意が必要です。特に夕方遅くに訪問する場合は、閉所時間に注意しましょう。
注意２：ビニールカバーの選択
御朱印帳には別途200円でビニールカバーを付けることができます。このカバーは御朱印帳を汚れから保護する役割がありますが、必要ない場合は「ビニールカバー不要です」と申し出ることで費用を節約できます。
また、特に光沢のある仕上げの御朱印帳（例：蛇社紋柄朱印帳）は、すでに保護性の高い素材でできているため、ビニールカバーが不要な場合もあります。自分の使用目的や保管方法に合わせて選択するとよいでしょう。
注意３：御朱印と御朱印帳の別料金
御朱印と御朱印帳は別料金になっています。御朱印帳を購入しても、自動的に御朱印が書かれるわけではありません。小網神社では以下の料金体系となっています：
- 御朱印帳：1,500円〜2,500円（デザインによる）
- 御朱印：各500円
また、小網神社では3種類の御朱印（「小網神社」「弁財天」「福禄寿」）が頂けます3。それぞれ別のデザインになっているため、どの御朱印を希望するかも事前に考えておくとよいでしょう。
まとめ：御朱印帳は他にもある！
小網神社の御朱印帳は確かに人気で入手困難な場合もありますが、他にも魅力的な御朱印帳が東京には数多く存在します。特に日本橋・人形町エリアには、魅力的な神社仏閣が集中しています。
小網神社を訪れた際には、日本橋七福神巡りや東京下町八福神参りの一環として、周辺の神社仏閣も巡ってみることをおすすめします。それぞれの神社仏閣で独自のデザインの御朱印帳を集めることで、より充実した御朱印収集の旅となるでしょう。
また、小網神社の御朱印帳が入手できなかった場合でも、強運厄除や金運向上のご利益があるとされる御守りや限定の「まゆ玉おみくじ」など、他の授与品も充実しています。こうした多様な授与品を通じて、小網神社の強い御神徳を感じることができるでしょう。
小網神社を含めた御朱印巡りは、単なる収集趣味を超えて、日本の歴史や文化、信仰に触れる貴重な機会でもあります。売り切れていたとしても、神社の雰囲気を楽しみ、境内の龍の彫刻や五角形の珍しい神楽殿1などを見学するだけでも十分な価値があります。
御朱印帳の入手は、ときにラッキーな要素も必要ですが、それもまた「強運厄除の神様」である小網神社らしい体験と言えるのではないでしょうか。強い思いを持って参拝すれば、きっと素晴らしい御朱印帳との出会いがあることでしょう。